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工事写真アプリのおすすめ比較|無料で使えるものも紹介

工事写真アプリのおすすめ比較|無料で使えるものも紹介

工事写真の管理が現場を苦しめている

土木工事では、着工前・施工中・完成後の工程ごとに大量の写真撮影が求められます。1つの工事で数千枚に及ぶことも珍しくありません。

従来は黒板を手書きし、デジタルカメラで撮影し、パソコンに取り込んでフォルダ分けするという作業でした。この一連の流れに、現場代理人の時間が大きく奪われています。

従来の工事写真管理かかる時間の目安
黒板の手書き(1枚あたり)1-2分
カメラからPCへの取り込み(1日分)15-30分
フォルダ分類と名前変更(1日分)30-60分
写真帳の作成(1工事)数日-1週間

工事写真アプリを使えば、これらの作業を大幅に短縮できます。

工事写真アプリの基本機能

工事写真アプリには、以下のような機能があります。

電子黒板

スマートフォンやタブレットの画面上に黒板を表示し、写真と一緒に撮影できる機能です。手書きの黒板を用意する必要がなくなります。

国土交通省は2017年から「デジタル工事写真の小黒板情報電子化」を認めており、電子黒板で撮影した写真は正式な工事写真として提出できます。

自動分類

撮影時に工種や測点を選択しておくと、写真が自動的に分類されます。撮影後にフォルダ分けする手間がなくなります。

写真帳の自動作成

分類された写真から、写真帳(工事写真台帳)を自動で作成できます。Excelでの手作業が不要になります。

改ざん検知

国土交通省が求める信憑性確認(JACIC認定)に対応したアプリでは、撮影後の写真データの改ざんを検知する仕組みが備わっています。

主要アプリの比較

無料で使えるアプリ

アプリ名無料範囲電子黒板写真帳作成JACIC認定
蔵衛門工事黒板基本機能無料あり有料プランで対応あり
ミライ工事2基本機能無料あり有料プランで対応あり
工事写真基本機能無料ありなしなし

有料の高機能アプリ

アプリ名月額目安電子黒板写真帳作成電子納品施工管理連携
蔵衛門Pad数千円/月ありありありあり
現場プラス数千円/月ありありあり一部あり
SiteBox数千円/月ありありありあり
ANDPAD要見積ありありありあり

アプリ選びのチェックポイント

(1) JACIC認定の有無

公共工事では、デジタル工事写真の信憑性確認が求められるケースがあります。JACIC(日本建設情報総合センター)の認定を受けたアプリを選べば、発注者への提出時に問題になりません。

民間工事がメインの場合は、必ずしもJACIC認定は必要ありません。

(2) 電子黒板のカスタマイズ性

電子黒板の表示項目は、発注者によって求められる内容が異なります。黒板のレイアウトや項目を自由にカスタマイズできるかどうかを確認しましょう。

チェック項目確認内容
レイアウト変更黒板のサイズや位置を変えられるか
項目追加発注者独自の記載項目に対応できるか
テンプレート保存よく使う黒板を保存して使い回せるか
豆図の挿入図面の一部を黒板に貼り付けられるか

(3) 写真の保存容量

工事写真は1枚あたり3-5MB程度のデータ量があります。1工事で数千枚撮影すると、数GB-数十GBのストレージが必要です。

1工事の写真枚数必要なストレージ目安
1,000枚3-5GB
3,000枚9-15GB
5,000枚15-25GB
10,000枚30-50GB

クラウド保存の場合は容量制限を確認し、ローカル保存の場合はタブレットの空き容量を確認しておきましょう。

(4) 操作のしやすさ

現場では手袋をしたまま操作することもあります。ボタンが小さすぎないか、片手で操作できるかなど、実際の使用環境を想定して確認することが大切です。

(5) 電子納品との連携

撮影した写真を電子納品の形式(PHOTO工事フォルダ、写真管理ファイル)にそのまま出力できるアプリなら、納品時の手間が大幅に省けます。

導入の進め方

いきなり全現場に導入するのではなく、段階的に進めるのがおすすめです。

ステップ内容期間の目安
1. 無料トライアル1-2名で試用。操作感を確認2週間
2. 小規模導入1現場で本格的に使ってみる1-2か月
3. 運用ルール整備写真の分類ルール、命名規則を決める1-2週間
4. 全社展開操作研修を実施して全現場に導入1-3か月

デジタルカメラとの使い分け

工事写真アプリを導入しても、デジタルカメラが完全に不要になるわけではありません。

撮影シーンおすすめ
日常の施工記録アプリ(電子黒板で効率化)
段階確認の立会いアプリ(その場で報告可能)
高画質が必要な竣工写真デジタルカメラ
暗所や特殊環境デジタルカメラ
ドローン撮影専用カメラ

まとめ

工事写真アプリは、現場代理人の写真管理業務を大幅に効率化できるツールです。無料アプリでも電子黒板や基本的な分類機能は使えるため、まずは試してみることをおすすめします。

自社の工事の規模や、公共工事の有無に合わせて、最適なアプリを選びましょう。

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